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【高配当ETF比較】SPYD vs HDV vs VYM

過去の実績から高いキャピタルゲインが期待できるVOOやVTIに並んで、配当利回りの高い高配当ETFも人気があります。高配当ETFは値上がりによる利益ではなく、定期的にお小遣いのようにチャリン、チャリンと入ってくるインカムゲインが魅力です。

現時点で、「三大高配当ETF」と呼んでもよいのが、SPYD、HDV、VYMです。これらは同じ高配当ETFでありながら、それぞれが個性的な特徴をもつので、今回はこれらを比較してみましょう。

基本情報

SPYD HDV VYM
設立 2015/10/22 2011/03/29 2006/11/10
資産総額 19.1億ドル 55.9億ドル
255.7億ドル
分配利回り 6.10% 4.15% 3.65%
経費率 0.07% 0.08% 0.06%

配当利回りはSPYD>HDV>VYMとなっています。経費率はVOOのような指数連動のETFに比べれば、少し高いですが大半の投資信託よりは安いという程度でしょう。HDVの銘柄選定基準の一つとして財務健全性があり、少しアクティブ運用っぽさがあるので、最も経費率が高くなっていると思われます。

構成セクター

SPYD HDV VYM
1位 不動産 ヘルスケア 金融
2位 金融 エネルギー ヘルスケア
3位 公共事業 通信 消費財
4位 エネルギー 公益事業 テクノロジー
5位 生活必需品 生活必需品 資本財

SPYDの「不動産」の比率の大きさが他の2つには無い大きな特徴です。VYMの3位~5位は他の2つのETFにはないセクターです。これらがあることで、インカムゲインは少し下がるものの、キャピタルゲインが上がりやすくなっているようです。

SPYD

HDV

VYM

騰落率


高配当ETFを構成する銘柄は不況に強いものが多いと言われますが、コロナショックのようなことが起これば、下落はしますし、値を戻すのに時間が掛かります。

価格推移

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SPYD


 

HDV


 

VYM


全体として共通しているのが、S&P500に比べると価格の戻りが鈍いです。
コロナショックによる直近高値からの下落率は、SPYDが43.8%、HDVが33.7%、VYMが32.3%でした。SPYDは不動産が響いているようです。

結論

インカムゲインとキャピタルゲインで比較すると、以下のようになります。

  • インカムゲイン:SPYD>HDV>VYM
  • キャピタルゲイン:VYM>HDV>SPY

あくまでも個人的な考えですが、分配金目当てで高配当ETFを保有するならSPYDとHDVを同額ずつくらい購入し、VYMはポートフォリオに入れません。理由は以下の通り。

  • SPYDとHDVは上位3位のセクタ―に被りがなく相性がいい
  • 高配当投資としてはVYMは分配利回りが中途半端
  • キャピタルゲインが欲しいなら、VOOやVTI、QQQなどをポートフォリオに組めばよい

SPYDを保有すると不動産にも投資できる点が魅力ですが、REITや不動産を買っている人は、自分のポートフォリオの中で、不動産投資比率が高くなりすぎていないか注意が必要です。コロナショックのようなことが再度起これば、自分の資産が大きく目減りしてしまう可能性があります。

高配当ETFはコロナショック後の戻りが鈍く、これから投資しようと思っている人にとっては買い場のように見えますが、二番底をつけにいくリスクもなくはないです。ドルコスト平均法で時間分散していくのが良いでしょう。

ETFが定期買付できるのは、今のところSBI証券だけのようです。僕も使ってます。

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クロノ レイ
クロノ レイ
ミレニアル世代 / 現役会社員:東証一部上場企業勤務。コーポレートガバナンス、リスクマネジメント関連業務に従事 / 投資歴7年くらい:特別な才能や知識があるわけではないけれどボチボチ増やしています / 心理学修士 (2020年9月現在、法人設立、不動産事業の準備などで多忙につき、ブログ更新頻度は激減します。年末から来年年初くらいには落ち着くと思いますので、その辺の話も記事にさせて頂きます。)