キホン的なコト

ポートフォリオのつくりかた

長期投資で着実に資産を増やすためには、リスクを抑えながら投資する必要があります。そのために、必要なポートフォリオについて説明します。

ポートフォリオとは

ポートフォリオとは株や債券などの保有金融商品の組み合わせのことです。ポートフォリオとは別にアセットアロケーションという似たような言葉があり厳密には違います。簡単に言えば、アセットアロケーションは国内債券とか外国株といった大分類で、ポートフォリオはアップル株とか○○国債といった小分類だそうです。

ポートフォリオの組み方

金融商品毎のリスク・リターンを念頭に、まずアセットアロケーションを考え、さらに具体的に何を買うのか選定し、ポートフォリオを組みます。

例えば、投資をしない日本人のために年金を運用してくれているGPIFという機関は以下のようなアセットアロケーションを組んでいます。

アセットアロケーションという言葉が馴染みがないためか、「基本ポートフォリオ」とか言っちゃってますね。僕も面倒なので以降は「ポートフォリオ」で統一します。

リスクの大きさの目安は、以下の通り。

株式>債券

外国>日本 (外国の中でも、新興国>先進国)

国民のお金を預かるGPIFは慎重に考えた結果、4種類のアセットを等分で保有することにしたわけです。さらに、この中で外国株式ならどの企業の株を購入するかといった検討します。

ポートフォリオの中身の金融商品を選ぶ際の注意点は、相関性のあるものを選んではいけないということです。A社の株とB社の株がほぼ同じ動きをしている場合は、それらをそれぞれ購入することは分散したことにはなりません。また、S&P500に連動する投資信託とETF(上場投資信託)を同時に購入しても、中身が同じなので、これまた分散にはなりません。

また、定期的にリバランス(ポートフォリオの組み換え)をすることがよく勧められています。時間が経てば自分の資産の状況も変わるでしょうし、経済状況によって保有資産のリスクの大きさが変化するためです。

本当にリスク分散になるのか

ポートフォリオを組んだところで、不況になればほぼ全ての資産の価値が下がるし、本当に意味があるのかと疑問に思う人もいるでしょう。とりあえずポートフォリオを組めばリスク分散になる、という脳死的な説明が多くみられますが、具体的に想像してみましょう。

ポートフォリオを組んで投資をしている中、世界経済が大不況に陥ったとします。ポートフォリオの一部は再起不能で、ほぼ価値がなくなってしまうかもしれません。しかし、大不況の間もポートフォリオの比率に沿って積立投資を続けます。しばらくすると、景気が好転します。ポートフォリオ内の個々の資産の価格は、大きく上昇するものもあれば、そこそこ上昇するもの、それほど変わらないもの、など様々。中には、ほぼ価値がゼロのまま回復できないものもあるかもしれません。しかし、ポートフォリオ全体としては、世界経済の長期的な成長に伴って大きく膨らんでいくということです。

結論
  • 相関性のある資産を避け、バランスよくポートフォリオを組む必要がある
  • 適切にポートフォリオを組めば、一部の資産がダメになっても、長期的には資産全体が増えていく

投資初心者の人はいきなり分散投資といっても難しいかもしれませんが、まずは投資信託を購入しておけば、十分分散できているでしょう。知識が増えるにつれて、オリジナルのポートフォリオを考えていくということでOKです。

ABOUT ME
クロノ レイ
クロノ レイ
ミレニアル世代 / 現役会社員:東証一部上場企業勤務。コーポレートガバナンス、リスクマネジメント関連業務に従事 / 投資歴7年くらい:特別な才能や知識があるわけではないけれどボチボチ増やしています / 心理学修士 (2020年9月現在、法人設立、不動産事業の準備などで多忙につき、ブログ更新頻度は激減します。年末から来年年初くらいには落ち着くと思いますので、その辺の話も記事にさせて頂きます。)